THE SECOND TRIP TO SEOUL
〜店主の訪韓記 part2〜


  2度目の韓国行き。今回は愛娘(2歳♀)とオット(33歳♂)を連れての3泊4日の旅とあいなりました。この2人を連れて果たして無事仕入れができるのかちょっと不安でしたが・・・。
今回の日程は5/5〜5/8まで。季節柄がよいこともあり、子連れで行く決心をしたのですが、到着日のソウルはどんより曇り空。次の日はお昼からパラパラ小雨。その次の日はなんと朝から雨。最終日にやっと五月晴というにふさわしいお天気に恵まれたのでした・・・。
不思議なもので、以前に一度来たというだけでその土地に懐かしさにも似た安心感を持つ店主。 オットは韓国は初めてなので、前回の店主同様キョロキョロしっぱなし。やはりハングルに圧倒されるらしく、「英語が得意でない僕でも英語を見るとホッとする・・・」と申しておりました。(笑)
前回と異なり、子連れゆえ経験できたであろう、数々の韓国の方々との交流、またしてもやってくれたか!と店主が思わずうなった(?)現地での面白体験などをご紹介させて頂きたいと思います。
これから子連れで韓国旅行を計画されている方のご参考にもなれば幸いです。


部屋より 南山 ナンザン &南山タワーをのぞむ


  今回は仁川(インチョン)空港についてからホテルまで、KOREAN AIRのKALバスを使用。このバス、利用料金はローカルバスの2倍(片道1万ウォン=約1,000円)ですが快適さが全然違います!
さしずめバスのビジネスクラスシート、といったところでしょうか。子連れで滞在が主要ホテルの方はぜひこのバスをおすすめします。シートが広くゆったりし、座席間隔もとられていて、本当に快適ですよ〜。
次の日は、朝食後ホテル近くのロッテ百貨店に寄ったのですが、そこでビックリ! ちょうど開店時間を迎える店内で、始業前のエクササイズというのでしょうか、化粧品売り場のキレイなお姉さんたちが2人1組で手と手をつなぎ、リズムにあわせて踊っているのです!
日本でも始業前に体操をする企業があるのは知ってますが、もっと堅苦しい雰囲気ですよね。ところがそのお姉さんたちの動きは体操というより踊りという表現がピッタリ。
足と手を同じ動きでリズムに合わせぐるぐる回してみたり、子供の頃の学芸会の雰囲気のようなほんとに楽しそうな踊りだったのです。
訪韓歴十数回という妹も「はじめて見た!」と目を丸くしていました。
韓国の人たちの明るい国民性をここにも垣間見た気がして、こちらまで楽しい気分になりました♪



韓国の地下鉄車内風景

  今回滞在中一番びっくりした光景を見たのがここ、地下鉄車内。
ひととおり買い物をすませ、いざホテルへ戻ろうと乗りこみ、しばらくすると・・・。
1人のおじさんが「#Φ&$Ж@*!!」(店主は韓国語が分からないのでこう聞こえる)と大きな声で怒鳴りながら車内の人をかき分け、こちらにずんずん進んでくるではありませんか!
一瞬警戒体制に入った店主。でも妹と同行のソウルっ子の友人は一向に気にとめない風。
「ナゼだ!?」と思いたずねると信じられない言葉が。「ああ、あのおじさんはね、車内で傘を売ってるのよ。今日は雨でしょ。だから。」
驚いている私に妹がさらに驚くべきアドバイスをしてくれました。
「いい?座っている時に売り子さんが来て、ひざの上になんかモノを置かれても、 喜んで「ありがとう!」なんて、もらう気になっちゃだめだよ。あとでお金を請求されるからね。要らなければ触らずにほっとくの。」「え、そのままひざの上にほっといてどうするの?」「そのままにしておけばまた売り子さんが勝手に回収しにくるから。」「・・・・・(汗)。」
これだから韓国は楽しい!日本で地下鉄車内でものを売るなんて考えられますか? 韓国の地下鉄も日本のそれと同じで車内は結構混んでいるんですよ!
一応禁止されてはいるようですが、それをもろともせず「商売できるとこならどこでも!」といわんばかりのビジネススピリットにこちらが圧倒されてしまいました。



南大門市場 ナンデムンシジャン にて


  今回も市場(シジャン)をいくつか廻りましたが、さすがに市場へは子供を連れて行くことは出来ません。で、その間だけはパパとお留守番。
仁寺洞(インサドン)には娘もオットも一緒に足を運びました。仁寺洞はメイン通りだけでなく、ちょっと入った路地も石畳になっているところが多いのですが、それはそれは雰囲気があって店主はとても好きです。
夜、雨が止み、数々の韓国茶院のネオンがぬれたその石畳に映っているさまは本当に風情があって素敵でしたよ。
オットも仁寺洞のアカデミックでレトロな雰囲気がとても気に入ったようでした。 ただ、「売っているモノの値段が高いなー」という印象も持ったようです。
確かに、ちょっと洒落たお店においてあるモノの値段は日本と同じ。むしろ「高いな〜」と思うことさえたびたび。
それも仁寺洞の近年の地価の上昇ゆえ仕方ないことのようです。あまりの地代の高さに昔ながらの骨董店や由緒あるお店もいくつかは郊外に移っていってしまったとか。
時代の流れとはいえ、そういう話を聞くと少しさみしい気もします。韓国の方たちも同じ思いを抱く人はきっと多いでしょう。

  今回の旅行記で特筆したいのは、韓国の人たちが本当に子供好きで、子供に対して優しいこと。
娘を連れていると行く先々でみなさん、本当に可愛がって下さるのです。それも日本でありがちな お愛想によるものではなく、本当に心から「子供は可愛い、子供は宝だ。」という気持ちで接してくださるのです。
目上の人やお年よりには敬意を持って接し、子供など弱いものには優しさといたわりをもって接する韓国の文化が本当にうらやましくなりました。
日本では、子供に優しく接して下さる方ももちろんいらっしゃいますが、とかく子連れは周りに気を使って遠慮しがち。また気を使わねばならない雰囲気が日本にはあります。
こんなことがありました。立ち寄った店先で、娘がお店の方に頂いたジュースのビンをあやまって割ってしまったのです。
謝りながらあわててカケラを拾う私たちに、お店のアジョマ(おばさん)は「ケンチャナヨ〜(気にしない)!ケンチャナヨ〜!」を繰り返し、両隣の店のアジョマたちも出てきて「子供のしたこと。ケンチャナヨ!」と床の掃除を一緒に手伝い、娘に代わりのジュースまで出してきて下さったのです。
近年の日本で忘れかけられた大切なものが残っている韓国。今度訪れることができるのはだいぶ先に なるでしょうが、きっと訪れるたびに好きになっていくなあ・・・。とそんな思いを抱きながら今回の滞在をあとにした店主&ファミリーなのでした。

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